最近では直接消費者に商品を販売するメーカーだけではなく、
中間素材メーカーのマーケティングに関してもコミュニケーション戦略が重要視されてきています。
特にその素材にスポットをあてたPRは、新たなマーケットを開拓するうえで、大きな効力を発揮します。
中間素材メーカーB社より、
「長年かけて開発してきた食品の機能性素材A
(以下素材A)
に関する、新たな市場をつくりたい」
との依頼がありました。
市場形成を達成するうえで、PRでできることは何か?
通常なら、まず消費者への認知を高めたり深めることがGoalとなりますが、クライアントは中間素材メーカーなので、まず、
(1)食品メーカーが、
素材Aを使った商品投入する状態をつくる
ことを第1のGoalに設定しました。
そのうえで、実際に市場を形成するために、
(2)消費者へ認知率を高め、購買促進に貢献する
ことがPRがめざすべき第2のGoalとして設定しました。
2つのゴールに向かうために、
(1)素材メーカー、最終商品メーカー、専門家が共有できるテーマの設定。
・・・「素材A」の特徴的な機能である「疲労回復機能」をテーマとする。
(2)第三者機関「素材Aフォーラム」を核に 、素材Aにまつわる新たなトピックスをメディアで発信
(3)流通とのコラボレーションで「疲労回復」をテーマにしたエンド展開
というPR+販促戦略をとることが、有効であると考え詳細のPR+販促プラン策定を行いました。
セカンダリー調査
(書籍・論文・Web・報道記事など)、
プライマリー調査
(専門家ヒアリング)を徹底的に行い、
素材Aの情報を食品メーカーや消費者に伝えていくために、キーマンとなる人物を探索し、交渉して、「素材Aフォーラム」を立ち上げました。
調査によって抽出した情報(コンテンツ)を、「社会性」「ニュース性」と照らし合わせて整理したうえで、
「素材Aフォーラム」のキーマンの協力を得ながら、実際に情報を伝達するうえで必要な事象(ファクト)つくりを行いました。
Press Conference (マスコミセミナー)
「素材Aフォーラム」を開催し、研究成果をマスコミにむけて発表。
素材Aに関する知識、理解を深める場とするほか、継続して実施
することで、プロジェクト自体の顕在化、浸透化を図りました。
Press tool (マスコミ向け資料)
整理、構築した情報(コンテンツ)を集約して、マスコミ向けの資料化。
ニュースリリースだけではなく、わかりやすいパンフレットやVTRなども
制作し、社内向け・営業向けツールなどの活用できるようにしました。
Publicity (メディア露出)
メディアに対して働きかけることにより、整理、構築した情報(コンテンツ)の記事化、
番組化を促進し、「素材Aとその機能」に関する情報を、広く世の中に伝達しました。
(1)数社の食品メーカーから、素材Aを使った商品が投入される
当初はクライアントのみの素材Aに関わる商品が、大手の飲料・食品メーカーで商品化が実現し、PRのB to B的支援が達成しました。
(2)認知率が高まり、購買促進に貢献
当初は10%に満たなかった素材Aの認知率が活動1年後には80%になり、
またメディア露出が刺激となって購買促進に貢献するといった、B to C的支援を達成しました。